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イラスト/上田圭依
企画・発行/三田市教育委員会
製作/三田の民話・紙芝居編集委員会 
 1556年(弘治2年)夏、とても暑い日のことでした。空の上では雷様の親子が、雨を降らせてやろうと太鼓をたたいていました。はりきりすぎた雷の子供が、うっかり足を滑らせてしまい、三田の欣勝寺の井戸に“ドスン!!”と大きな音を立てて落っこちてしまいました。動こうともどうしても外に出られないので、「助けてくれ〜!!」と大声で叫びました。大きな音がしたので、欣勝寺の和尚さんが井戸を覗き込むと、やんちゃな雷の子供が落ちているので、あわててふたをして閉じ込めました。雷の子供は「助けておくれ。桑原には二度と落ちません!!」と言ったので、和尚さんはもう落ちないことを約束させて、逃がしてやりました。雷の子供は、雲の上に戻ってから両親に一部始終を話しました。
雷の両親は和尚さんに大変感謝をして、他の雷様たちを集めて「これからは、桑原に絶対に雷を落としてはならないぞ!!」ときつく戒めました。それからというもの、欣勝寺や桑原には雷が落ちたことがありません。また、雷が落ちないように、我が身に不吉なことが起こらないように「くわばら くわばら・・・」と唱えるようになりました。
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